採用情報


先輩社員紹介

業田 顕行

秋田大学大学院
西日本本部地盤グループ  2016年入社

現在はどのような仕事をしていますか
地すべりや崩壊、落石等の土砂災害による被害の防止を図るため、斜面や地盤の調査、対策工の設計を行っています。調査業務では航空写真や地形図による地形判読、地表踏査やボーリング等による地形・地質調査、解析ソフトによる斜面安定解析等により、斜面や地域の災害リスクを明らかにします。設計業務では想定される災害の形態や規模、地形状況により最適な対策工法を選定し、強度計算、設計図の作成を行います。また、土砂災害が発生した際には、発生原因を調査し、再発を防ぐための復旧設計を行います。

建設コンサルタントを志望した動機はなんですか
建設コンサルタントは災害の多い日本において、その被害の抑制や復旧のために活躍している存在です。皆が当たり前に存在すると考えているインフラを整備し、社会の安定やさらなる発展のための土台を作っています。 大学では地質を専門に勉強しており、防災に関わる仕事に興味を持っていました。培ってきた知識を役立て、自分の仕事が社会に役立っていると感じられる仕事がしたいと考え、建設コンサルタントを志望しました。
CPCに入社することを決めた理由は何ですか
学生時代に学科のOBと話をする機会がありました。グループ間の横のつながりが強く、専門分野を越えて業務に協力、意見交換ができること、業務の始まりから終わりまで携わることができ、自分の仕事がどのように役に立っているかが明確にわかると聞き、誇りとやりがいを持って励めるのではと考えて入社を決めました。
CPCを選んでよかったと思うのはどんなところですか
業務経験が豊富な先輩が多く、わからないことがあればすぐにアドバイスをもらえます。過去の業務の経験が蓄積されていますので、初めて担当する分野の業務においても過去の担当者がどのように考えていたかを参考にすることができます。
CPCに入社してから経験した一番の仕事上の困難はなんですか
どのようにして乗り越えましたか
初めて報告書の作成を任された業務は大量の観測データを取り纏め、斜面の変動状況を解析するものでした。データの読み解き方やわかりやすい図面の作成の仕方等は先輩方にアドバイスを受け、相談しながら業務を進めていましたが、最後に報告書にまとめる段階になってからは自分の遅筆も相まってなかなか進まず、気が付けば納期が直前に迫っていました。上司に自分の力では納期に間に合わないことを伝え、多くの方に手伝ってもらい、何とか納品することができました。
仕事を通じて成長したと思えるのはどんなところですか
普段から全体の工程を意識して業務を進めることで、計画的に物事を遂行することができるようになりました。これは業務ではもちろん、日常生活においても役に立っています。 また、打合せでの説明や報告書作成を通じて、漠然と頭の中にある考えを言語化し、文章にする力も身についてきました。

仕事の成果をより良いものにするためどんな工夫をしていますか
「建設コンサルタント」という仕事で最も重要なのは説明し、理解してもらう事だと考えています。ですから、打合せにおける説明の仕方、報告書の書き方では理解しやすいことを第一に考えています。また、環境への影響や安全性、経済性に配慮し、新しい技術を用いた新規工法など積極的に提案を行っています。
今後の目標や挑戦したいことは何ですか
社会情勢の変化や技術の発展により業務のあり方は常に変わっていきます。時代の流れに取り残されないように新しい技術、知識の習得を努力していきたいです。 建設コンサルタントという立場は公衆の安全、健康、福利の確保が求められます。常に技術の研鑽に努め、持続可能な社会の実現に貢献していきたいと考えています。
(学生にはない)社会人ならではの幸せや楽しみは何ですか
業務を通じて設計した構造物は実際に施工され、社会に形として残るものです。実際に自分が設計したものを現地で見ることができるのは達成感を感じとともに楽しみでもあります。自分の仕事が社会に貢献していると実感することができるのが学生にはない楽しみだと思います。
未来の後輩に伝えたいことは何ですか
皆さんが住む日本は災害が発生しやすい地域です。また、近年は災害の激甚化、頻発化しており、対策の新設、更新が急務となっております。建設コンサルタントという仕事を通じて、より安全で安心して暮らせる社会を目指しましょう。