技術情報
業務表彰
感謝状 | |
発注者 | 株式会社ネクスコ東日本エンジニアリング |
業務名 | 首都圏中央連絡自動車道 笠森鶴舞トンネル変状対策施工計画業務 |
業務概要 | 本業務は、首都圏中央連絡自動車道の笠森鶴舞トンネル(2車線L=2420m)の覆工に発生している変状(クラック)対策工事を実施するうえでの課題事項を整理し、安全対策・環境対策・施工方法等の施工計画を作成した業務であった。 変状対策工の設計では、トンネル変状に対して、フレーム解析により補強ボルトや開口部の補強支保工を設計し、現地調査により確認したクラックに対し、注入工や帯鋼板接着工の設計をおこなった。 また、施工計画では、社会的影響に配慮するため、通行規制や通行止めなどを最小とすることを目指し、交通開放下で工事が可能となるように、ミニバックホウの利用や小口径のシールドや推進管敷設で用いられる牽引式バッテリーカーの運搬設備採用、および通行車両への安全性に配慮した仮設資材の提案など実工事が可能となる施工計画を立案した。 さらに、トンネル湧水はpH13の強アルカリ性であったため、環境省の示す「生活環境の保全に関する環境基準(河川)」によってpH6.5〜8.5に希釈する必要が生じたことから、坑内処理方法や薬剤の添加などの検討の後、流末の既設調整池箇所に中和施設を設置することを提案した。 |